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カリフォルニア州(California、略号:CA)はアメリカ合衆国西部、太平洋岸の州。西海岸の大部分を占める。州都は、サクラメント。

合衆国の州のうちでは最大の人口を誇り、大統領選の選挙人数も最多である。

ワシントン州、オレゴン州と共にリベラルな気風で、保守的な中西部に対して「レッドウッド・カーテンの向こう側」と称される。

かつて日本では漢字で加利福尼亜と表記されることもあったが、現在ではあまり用いられない。この略である加州は、新聞の見出しのような字数制限のある場合など現在も用いられることがある。

歴史

サンフランシスコ・ベイエリアを中心とする北部と、農業が盛んな中部、ロサンゼルス~サンディエゴ帯を中心とする南部に分かれる。湾地帯にはシリコンバレーが含まれ、全米で最も経済的に進んだ地域のひとつである。ロサンゼルスはハリウッドを抱えるなど、エンターテイメント産業の世界的中心である。

アジアや南アメリカに近いため、移民が多い。移民はそれぞれの居住区に固まる傾向が強く、「民族のサラダボール」という形容が当てはまる。チャイナタウン、コリアンタウン、リトルトーキョー、リトルサイゴン、リトルインディアなどが有名である。なかでもメキシコ移民が多く、スペイン語は州準公用語となっている。

 

南部の多くはかつてメキシコの領土で、元々はスペイン人によって開拓されたが、1848年の米墨戦争の結果、ニューメキシコとともにメキシコからアメリカに1,500万ドルで割譲され、アメリカ領となった(同時にテキサスのアメリカ領有も確定した)。そのため、カリフォルニア州にはスペイン語由来の地名が非常に多い。

後にアメリカ合衆国大統領となった、ロナルド・レーガンはカリフォルニア州知事を経験している。2003年10月には、俳優でオーストリア生まれのアーノルド・シュワルツェネッガーが州知事に当選した。

地理

アメリカ大陸の西部、シエラネバダ山脈の西側の太平洋に面した地域である。環太平洋造山帯に含まれ度々マグニチュード8クラスの地震を経験している。

州の形状は南北に長く、最南端の都市サンディエゴには国境があり、リオ・グランデ川の向こうはメキシコである。また北部はオレゴン州に、東側はネバダ州に隣接している。

気候は主に夏にまばゆい太陽が輝く地中海性気候で、降水量は多くなく、シエラネバダ山脈に降った雪解け水の伏流水を井戸で汲み上げているところが多い。しかし急激な人口増加で新たな水源の確保が課題となっている。

州の形状や長い海岸線、高低差などのために、州の南端と北端または海岸部と内陸部ではかなり気温や気候が異なることもある。 そのため、南部の海岸でサーフィンをする人がいる一方、内陸の山地帯ではスキーをする人がいたりもする。

また、ヨセミテ国立公園、デスヴァレー国立公園など特徴のある著名な国立公園(National Parks)が随所にあり、年中多くの人々を楽しませている。

人口

2006年現在、カリフォルニア州は人口37,172,015人と概算され、最も成長している13番目の州である。これは1,909,368(出生 3,375,297、死亡1,465,929)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者774,198人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は1,724,790人増加する事となり、合衆国内部の移住者は950,592人減少する事になる。

カリフォルニア州は最も人口の多い州であり、アメリカ合衆国人口の12%を占める。

カリフォルニア州は、人口においてアメリカの上位50都市の8都市を有している。ロサンゼルスは人口3,845,541人と合衆国内で2番目の最大都市である。以下、サンディエゴ(7位)、サンノゼ(10位)、サンフランシスコ(14位)、ロングビーチ(34位)、フレズノ(37位)、サクラメント(38位)、オークランド(44位)と続く。

カリフォルニア州の人口重心(Center of population)はButtonwillowがある、カーン郡となっている。

人種構成

アメリカ合衆国統計局は、ヒスパニック系を2つのカテゴリー分けている。ヒスパニック系は「ヒスパニック」とだけではなく、白人またはアジア系に分類される場合も、また、単純に「その他の人種」と分類される場合もある。そのために国勢調査データが分かりにくいと言われている。そのため下記は「ヒスパニック系」を明確に分類し、各グループのヒスパニック系以外の数値(ヒスパニック系以外の白人、ヒスパニック系以外のエスキモー人、ヒスパニック系以外の混血など)を掲載した(人種及び国勢調査上のもっと多くの情報についてはこのウェブサイトを参照のこと:)。

  2000年国勢調査 2004年概算
ヒスパニック以外 White American 47.4% 44.2%
人種を問わないヒスパニック/Latino 32.4% 34.9%
Asian American 11.0% 12.0%
黒人 6.5% 6.0%
2つまたはそれ以上の人種 1.9% 1.9%
先住民インディアン及び Inuit 0.5% 0.5%
Native Hawaiian 及び他の Pacific Islander American 0.3% 0.3%

カリフォルニア州内の民族は、メキシコ系 (25%)であり、その後、アジア系、イギリス系、ドイツ系、及びアイルランド系と続く。メキシコ系及びチカーノ系の多くは、カリフォルニア州南部、セントラルヴァレー、サリナス、及びサンフランシスコ湾地域に居住している。イギリス系の白人アングロサクソン民族の多くは、シエラネバダ東部、極北、及び北部海岸に居住している。北米、合衆国内でアジア系が最も集中しているのが、サンフランシスコ近辺である。

言語

2000年現在、5歳以上のカリフォルニア州民の、60.5%は家庭で英語を話し、25.8%はスペイン語を話している。以下、中国語2.6%、タガログ語2.0%、及びベトナム語1.3%と続く。

宗教

カリフォルニア州の住民の宗教は以下の通り。

  • キリスト教 – 75%
    • プロテスタント – 38%
      • バプテスト – 8%
      • 長老派教会 – 3%
      • メソジスト – 2%
      • ルーテル教会 – 2%
      • 他のプロテスタントまたは一般的なプロテスタント – 23%
    • ローマ・カトリック – 34%
    • 他のキリスト教 – 3%
  • ユダヤ教 – 2%
  • その他の宗教 – 3%
  • 無宗教 – 20%

多くの他の西部の州と同じく、カリフォルニア州でも「無宗教」の比率が合衆国のその他の地域に対して高い。

食生活

先住民の他、世界各国からの移民によって構成されているため、都市部では世界各国の料理(またはそれらをアメリカ風にアレンジしたもの)を気軽に楽しむことが可能である。また、車社会であることもありテイクアウト(To Go)のファストフードが非常に多い。

特にもともとメキシコの領土であったことや、メキシコからの移民が多いこともありメキシコ料理が非常にポピュラーであるほか、イタリア料理や中華料理、ベトナム料理などもポピュラーなものとして日常的に楽しまれている。特に1970年代以降は寿司や照り焼きをはじめとする日本料理が都市部を中心に人気を博しており、レストランだけでなく、スーパーマーケットで豆腐や醤油、麺類などの食材を調達することも可能である。

日本との関係

カリフォルニアはハワイと並んで、日本人と最も関係の深い州のひとつである。古くはジョン万次郎、福澤諭吉、勝海舟から、この地を訪れた日本人は多い。意外なところでは、竹久夢二もこの地を訪れている。

明治以降は日本人の移民が相次ぎ、1924年に日本人の移民を禁じる排日移民法が制定される。この差別的待遇は太平洋戦争によってさらに悪化し、日系人は土地や財産を没収され、十ヶ所の強制収容所に収容されることになる。(キャンプは陸軍省下のWRAによって管理されたものと、司法省によって管理されるキャンプがあった。日系アメリカ人強制収容所と一般に言われる場合には前者のことをさす場合が多い)これら大戦前の移民の出身地は、圧倒的に山陽地方及び北部九州が多く、その理由として、かつては「山陽道は旅人の往来が多く、他所への移住に抵抗感が少ない地域であるから」とされたが、「この地方は中世以来水軍の活動が顕著で、鎖国が解かれ再び出国ラッシュとなったから」と云う説もある。このためか、かつては「アメリカの標準語は広島弁である」とまで言われた。

戦後、日系人は戦時中に活躍した日系アメリカ人部隊(陸軍第442連隊戦闘団・第100歩兵大隊)の存在や、日系アメリカ人議員の輩出などで、その地位と名誉を回復する。1988年には強制収容所での不当な扱いに対して補償法案を通過させ、生存者への金銭的補償を勝ち取った。一般に、日系人は経済的には平均より恵まれているといえるが、依然としてグラス・シーリング「見えない天井」という社会問題が残されている。(そもそも日系アメリカ人は大都市に多く住み、ゆえに所得も平均以上となるのは当然と言われている)米国の農場主は圧倒的に白人が多い中、カリフォルニアでは、サクラメント近郊等にかなりの割合で日系農場主が存在することも事実であり、日本人の勤勉さを引き継いでいる。

日系人社会はおよそ一世と二世、そして戦後から1980年代までの戦後移民、バブル以降の新移民に大別することができる。一世は経済難民的で、苦労して現在の地位を築き上げてきた功労者といえるが、アメリカ社会には同化しにくく、他の移民集団と同様にリトルトーキョーといったエスニックタウンを形成する傾向がある。また戦前・戦中の迫害経験もあるため、社会に対して猜疑心が強いとも言われるが、とりわけ強制収容所での経験は一世の父権主義を心理的に崩壊させ、二世リーダの台頭によって完全にその権威が失われてしまった。

二世や三世、四世は全てにわたって「アメリカ人」である。肌の色は黄色いが中身は白人であるため「バナナ」と蔑称されることもある(ちなみにその逆は「ヨーク(卵の黄身)」と呼ばれる)。彼らは父祖の地としての日本に興味はあるものの、それ以上の感情はもたず、思考や行動はアメリカ人的である。ただ二世は親と生地という二つの文化に自己を引き裂かれるというアイデンティティ・クライシスを経験することが多く、日系アメリカ人文学のテーマとして描かれることが多い。また、アメリカで生まれ、幼少時より日本で教育を受けた後、再びアメリカに戻った人を帰米という。この場合は、心情的にも日本人とほとんどかわらないが、彼らのアメリカでの苦労もまた二世と同様に苦難を伴う場合が多かった。

戦後移民は米軍人妻(戦争花嫁)や、成功を目指して渡米した人が多く、ロッキー青木やショー・コスギが代表例である。彼らは日本人と付き合わず、積極的にアメリカ社会に飛び込んでいくという傾向が見られる。そのためこの集団は個々に分散して、一つのエスニック・グループとしては形成されていない。しかし高齢化するにつれ、日本回帰の現象も見られる。

新移民はバブル以降の日本の国際化を受けて、アメリカで生活することを選んだ人たちである。脱サラ者や定年退職者、留学生などが多いが、彼らの生活は日本との関係に依存している面が多く、近年の不況から、帰国を選択するものも増えてきている。

中国人や韓国人など他の移民社会と比べると、日系人社会は分散的である。団結力が弱く、無視しあったり、非難しあったりするケースが多いが、それは一つには上記のように各集団が全く異なる出自や目的を持っているからだと思われる。また、中華文化などに比べた日本文化の弱さ、キャンプでの密告合戦による相互不信、社会的地位向上のために積極的に日本文化を棄てたということも関係していると考えられる。

最近ではフジテレビ系列「ワンナイR&R」のキャラクター「松浦ゴリエ」が政府公認親善大使を務める。

2004年、アーノルドシュワルツネッガー知事が日本を訪問し、産業・観光をアピールした。

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